新型コロナ流行1年目、暮れ行く2020年

 2020年も終わりに近づきましたが、冬型の気圧配置が強まって、全国から雪の便りが届いています。

 もう考えるのも面倒なくらい、2020年は新型コロナウィルスの感染流行に振り回された年でした。

 この春以降、生楽器の演奏機会は全て失われてしまいました。残念なことです。

 コロナに負けるなと頑張っている若者もいるようですが、元気よく活動するほど、ウィルスの拡散に貢献してしまうという状況です。

 そのうえ気温が低下すると、コロナウィルスの飛沫は持続可能な時間が長くなり、感染力が強まります。

 12月に入って、感染者数が高止まりするようになり、感染第3波が来ていることが明らかになりました。


 そんな中で追い討ちをかけるように、イギリスや南アフリカでウィルス変異種が確認されて、更なる流行拡大の兆しが見えてきています。

 コロナウィルスの最大の武器は、強い感染力であり、変異種は従来型の1.7倍の感染力を持っているといわれています。

 このままでは2021年は、再び変異株のパンデミックに見舞われて、最悪の状況になることも予想されますが、自分で可能な対策は従来と同じで、あいかわらずにマスクを着用して三密を避けるくらいしかありません。


 欧米ではワクチンの接種が始まりましたが、アレルギーが出たとか、接種後でも感染したとか、不安な情報が流れてきます。

 期待のワクチンも、日本国内で普通に接種を受けられるようになるのは少なくとも半年後にはなるので、どちらにしてもこの冬は、これまでと同じやり方で感染防止を心がけるしかないといえるでしょう。

 つまりそんな心もとない状況のまま、2021年夏ごろまでは、新型コロナウィルスによる自粛生活の持続を強いられるということです。